太白区は、仙台市の南西部に位置し、名取川に沿って東西に帯状に広がった形状をしています。
また、区内には市内の4割を超える埋蔵文化財が集中しており、富沢遺跡や郡山遺跡等の大規模な埋蔵文化財の存在も区の大きな特徴となっています。
「秋保地域」は二口峡谷をはじめ豊かな自然と温泉に恵まれています。
特に、平成28年5月にG7財務大臣・中央銀行総裁会議が開催された「秋保地域」では、国内外で観光地としての知名度が高まり、今後一層の観光客の増加が期待されています。

秋保全体を中山間地ミュージアムととらえ、魅力ある地域資源の再生活用事業を、地域全体の動きとしていくための連携体制づくり、人材の育成・情報発信が行われています。

年に一度、秋保地域のまちづくり活動団体等による連絡会議等を行い、お互いの活動等の情報共有・連携をしながら、資源を活かした活性化策、交流人口増加策に協働で取組む環境づくりのためのつどいを開催されています。

秋保地域資源活用委員会のメンバーが中心となって、秋保地区を歩いて観光するためのテーマ別ツアーパンフレットを作成しています。
秋保を東西に貫通する県道62号線になぞらえて、62種類のツアーパンフレット作成を目標に活動されています。
現在、パンフレットは35種類（+総合版）あり、今後も新しいパンフレットを作成される予定です。

いってみっぺ秋保

https://akiusato.jp/seeing/course.html

秋保にある既存の資源をより魅力ある資源に誘導するために、サインの設置や歩行路、駐車場などの簡易整備が行われています。
仙台市が原材料を提供し、地域活動団体や町内会と協働で取り組んでおり、地域資源に対する意識の向上と魅力ある資源の創出が図られています。

「ばんどころ」は「野尻いぐする会(野尻町内会）」が運営する一般の方向けの交流カフェです。
11月上旬からは、地元で栽培された「秋保在来」そばの新そばがご賞味いただけます。

「さかいの産直市」は、秋保温泉から秋保大滝方面へ車で5分、地元「さかいの地区創生会」が主催し、ローカル色豊かな交流拠点です。
清らかな自然と地元農家が育てた新鮮な農作物や地域情報を得ることができます。

「秋保在来」そば

二口街道の冷涼山間の気候風土で昔から連綿と作付けされてきた玄そば「秋保在来」そばは、平成の初めの頃、野尻地区の農家にわずかに残っていた種を少しずつ増やしたもので、秋保郷の清らかな空気と水が育んだ素朴な味わい深い『ブランドそば』です。
平安の頃、二口街道を往来する山岳修験者や僧たちによりもたらされたものと云われ、古来より名取川上流山間部に暮らす人々の貴重な食料の一つとして、そばの栽培が受け継がれてきました。
近年まで秋保郷で生産されてきた玄そばには様々な呼び名がありましたが、更なるブランド向上と全国発信の観点から、令和元年産の玄そばより「秋保在来」という名に統一されました。

二口街道をベースとした仙台のそば処「秋保そば街道」には、11店舗のそば処があります。

秋保そば街道パンフレット（PDF：3,264KB）

https://www.city.sendai.jp/akiu-chiiki/documents/akiu-sobakaidou_202010_web.pdf

令和2年12月6日（日曜日）に、秋保市民センターを会場として「宮城そばサミットin秋保」が開催されました。
これは、秋保地区の魅力の一つである「そば」のさらなる発展と、そば文化の振興を基にした地域の活性化、交流促進を図ることを目的に、そば栽培を頑張っている皆さん、そば好きで手打ちそばを作る愛好家の皆さん、そして、地域の方々がそばに関する情報交換を行い、次の活動へのきっかけづくりの場として、行われたものです。

令和元年11月10日(日曜日)に、秋保総合支所前広場を会場に「まつりだ秋保2019」が開催されました。
毎年恒例のまつり広場での踊りや演奏、餅つき大会、大抽選会の開催、ふれあい交流広場での特産品販売、ポニーとのふれあいなど今年も盛りだくさんの内容で実施されました。